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塾長ブログ・お知らせ

「褒めて伸ばす」は諸刃の剣

あるテレビ番組で教育評論家の方が「子供は褒めて褒めて褒めまくって伸ばすべきなのよォ~」と。

少々のミスなどには目をつぶり「とにかく褒めて子供と接しなさい」と言っておられました。

確かにその通りだと思います。

スポーツでも小さなミスを気にしながらのプレーでは実力を発揮できません。

そして時にはミスを恐れない「思い切りの良さ」も重要です。

とはいえ監督やコーチまたは部活動の先生が選手の小さなミスに一々激高し過ぎるのも考えものですが。

しかしその「小さなミス」の内容が「相手、つまり対戦チームへの侮り」「自身の慢心、奢り、油断」「相手を小馬鹿にした態度、発言」だとすれば話は別です。

激高まではいかずともその選手と話し合い、改善を促すのは必須であり現場の大人の責務だと言えます。

そういう態度や言動を軽く見逃してしまうと

他人を見下したり、何でも人のせいにしてしまう人格の子供を作り兼ねません。

勉強も同じです。

そういった所にも目をつぶり、その子が至って普通に出来ることまでも過度に褒めまくって指導するのは「褒めて伸ばす」とは言いません。

たまにあるのですが

面談に来られた親子の方で、何かにつけて母親が

「この子、褒められると伸びるタイプなんです!」

「褒めて褒めて褒めまくって伸ばして欲しいんです。」と

過度にリクエストされるお母さん。

事あるごとに

「この子、ガラスのハートなんです」とアピールするお母さん。

そういう時には「正当な評価とは」「正当な評価を得るとはどういうことか」で、説明させて頂きますが

ご理解頂ける方、そうでない方がいらっしゃいます。

各人の努力の跡というものは、無理にアピールしなくとも継続していれば誰かが見ているものです。

そして学生であれば試験の得点やスポーツの試合などで結果として出てきます。

勉強や部活動の共通点は「技術の向上」。

目的意識を持って地道に取り組んでいれば思わぬ成果に辿り着きます。

毎日コツコツと勉強や部活動に励み、気づいたら「こんな事も出来る様になってた」と実感し、更にその上の段階に行けるのです。

そこで褒められたら素直に喜び、今後の糧にすれば良いだけの事なのです。

その子が天狗になったり勘違いしないようにする事は現場の大人の責務であると思います。