過去の成績は関係ない!子供はテストで強くなる
当然、中学生の成績には様々あります。
個人差があるから仕方ないというのは簡単なのかもしれません。
果たして個人差という一言で済む問題なのでしょうか。
例えば成績順位が中間層から下の場合
入塾後、授業を重ねる中で能力的には上層部と遜色ないのに、何故この成績だった?と感じる事がよくあります。
大概の子供たちは「どうせ勉強したって上がるかどうか分からない、、」「数学の方程式や関数、証明問題やって大人になって使わないのになんでやるの?」「俺(私)、追い込まれたらマジでやるから」など、
能力以外のところで勉強に対する捉え方、意識が貧弱なところがあるのです。
同じ学校生活の中で普段から勉強している子供たちもいるわけです。
「勉強しなさい」と言ってしまう親御さんは、今現在の勉強の重要性を経験上知っています。
ですから「勉強しなさい!」「分かってる!」の親子バトルが絶えないのも無理もありません。
大抵の場合、我が子に学力がつく能力があるのは明らかに分かっているのですから。
当の本人も、現実同じ状況で1位から最下位まで順位が出る世界というのは分かっているはずです。
勉強が出来ないというよりは「しない」「したくない」という心情が成績が振るわない原因です。
そうゆう子ども達は「やらない、したくない理由」を探し求めて勉強から逃げる事を正当化しようとする自身の気持ちから脱却できるかどうかにかかっています。
世間でよく言われている「やる気になる」とは
「それ程遠くない将来への漠然とした不安」や「危機感」を感じ取れるか否かだと思います。
定期考査が近づいてくると、どんな子もテストに対して様々な反応を見せます。
「範囲表がでたら頑張ろう」、「部活が休み期間になったら頑張ろう」等々、これもいつの時代も変わりません。
世の中に「〜式勉強方」「ゲーム感覚で楽しく〜」「勉強が直ぐに楽しくなる〜〜方式教えます」など数限りない勉強方法で溢れております。
それで成績が上がればそれでよし。
楽しければ更によし、です。
しかし中にはその勉強方法でさえ飽き飽きして続かない方々もいるのも確かです。
実力、能力がありながらこの層でくすぶっているタイプの子供たちが、ましてや長い間勉強などまともにしたことがない子供たちが、いきなり楽しく勉強出来るとは私には思えません。
「勉強が楽しい!」と感じるようになるには、面倒な分野、記憶や理解の壁(山)を超えるための「ある程度の期間」が必要となるでしょう。
しかしそれは決して辛いものではありません。
勝手に辛いとか面倒だと思ってしまっているだけなのです。
例えばテスト範囲の英単語、熟語など限られた物は、やはり覚える事が必要です。どの科目でもそうです。
そこはどんな手を使っても超えましょう。
そこのところを個々に合わせて誘導し、とことん付き合うのが私どもの役目です。
その先に「なんか分かった!」とか「こういう事だつたのか!」という新たな発見が先々の楽しさに繋がります。
それが自然とやる気にも繋がってくるのです。
定期考査や実力診断テスト、入試への準備、つまり勉強することで「理解する経験」ができ、自分を鍛えたり可能性を見い出す事が成長なのです。
一つ言えるのは、成績が向上した子供たちは学力が付いたのは当然ですが、その前に勉強に対して、現状に対して、将来に対して、そして今の自分に対して「意識」が変わったという事です。
そうなるには何をしなければならないか、、、。中高生にとっては今のところ「勉強」や「テストの為の準備」が最適な材料なのです。日々考える事で論理的思考も身につきます。計画性も備わってきます。
「いい高校に入る為」「いい大学に入る為」、、それらがゴールではない、ただの通過点だと気づけば、、、。勉強の本来の目的に気付いたと言えるでしょう。
やはりテストの準備、普段の学習、継続はその人を強くするのです。
テストで結果を出すことは個を強くする様々な要素を含んでいると言えます。
やはり勉強からは逃げない、そして将来の選択肢を広げる為にも目の前のテストに全力で挑むべきだと私は思います。