真面目に勉強しているようでしていない「逃げ」の心情(3)
その心情が先に述べた(1)~(5)のような発言や行動に表れているのです。
しかし先述の真っ当な考えを持っていて「自ら蓋をしない」「敢えて現実を見てみよう」「勉強嫌だけど、やってみよう」という気持ちが出てくれば、すなはち『今やるべき事から、逃げるのか、いや逃げずにやってみるか』という気持ちを引き出せれば状況はいくらでも好転するのです。
学習塾で、学習内容を指導するのは言わば当然のこと。その前に塾が、いや我々大人がやるべきことは、勉強から逃げようとしている子供たちから「逃げない」気持ちを引き出すこと、そのきっかけを模索し続けること。
いつの時代も〈勉強の方法論〉、〈やる気の出し方、出させ方〉は重要なテーマであり、たくさんの学者や先生方が述べておられます。
そしてどれも正論であり大正解です。
なぜどれも正解なのか、、、。どの方法論も「逃げなければできる」ことを謳っているからです。